感圧テープの特性測定方法

感圧テープは、水、熱、溶剤などの溶剤を必要とせず、圧力をかけるだけで表面に接着する粘着テープの一種です。手や指で圧力をかけるだけで表面に接着するように設計されています。このタイプのテープは、包装やシーリングから工芸品まで、さまざまな用途に広く使用されています。

テープは 3 つの主なコンポーネントで構成されています。

裏地素材:これはテープの物理的構造であり、テープに強度と耐久性を与えます。裏地は紙、プラスチック、布、箔などの素材で作られています。

接着層:粘着層は、テープを表面に貼り付けるための物質です。基材の片面に塗布されています。感圧テープに使用されている粘着剤は、わずかな圧力を加えるだけで接着するように設計されており、瞬時に表面に貼り付けることができます。

剥離ライナー:多くの粘着テープ、特にロール状の粘着テープには、粘着面を覆うために剥離ライナーが貼られています。このライナーは通常、紙またはプラスチックでできており、テープを貼る前に剥がします。

当社が限定された条件下で試験した数値は、テープ性能の基本的な指標であり、各テープの特性を説明したものです。用途、条件、被着体などに応じて、どのテープを使用すべきか検討する際の参考としてご活用ください。

テープ構造

-片面テープ

感圧テープ1

-両面テープ

感圧テープ2

-両面テープ

感圧テープ3

試験方法の説明

-接着

感圧テープ4

ステンレス板からテープを180°(または90°)の角度まで剥がす際に発生する力。

テープを選ぶ際に最もよく考慮される特性です。粘着力は、温度、被着体(テープを貼る材料)、貼付条件によって異なります。

-タック

感圧テープ5

軽い力で被着体に接着するために必要な力。測定は、粘着面を上向きにした粘着テープを30°(または15°)の傾斜板に置き、粘着面内で完全に停止するSUSボールの最大径を測定することで行います。初期接着力や低温接着力の判定に有効な方法です。

-保持力

感圧テープ6

長さ方向に静荷重(通常1kg)をかけたステンレス板にテープを貼った場合の抵抗力。24時間経過後または経過時間(分)後にテープがステンレス板から落ちるまでの変位距離(mm)。

-抗張力

感圧テープ7

テープを両端から引っ張って破断する際の力。値が大きいほど、基材の強度が高いことを示します。

-伸長

感圧テープ8

-せん断接着(両面テープのみ)

感圧テープ9

両面テープを2枚の試験パネルで挟み、両端から破断するまで引っ張ったときの力。


投稿日時: 2023年8月28日